Hermes Agentを使ってみた。Claude CodeやCodexと何が違う?
Published on: 2026/08/13
Hermes Agentを使い始めた
インターンで社員さんがHermes Agentを活用していて、そこで自分も使い始めました。
Hermes自体は前から知っていたのですが、そのときはClaudeで十分だったので別に使わなくていいかなと思っていました。 ただ、Claudeのサブスクリプション認証をHermesのようなサードパーティのツールから使えなかったので、Hermesを使うためにCodexを契約しました。 インターンでもCodexしか使えなかったので、ちょうどいいかなと思ってClaudeから変えました。
HermesではChatGPT・Codexのサブスクを選べるので、今回はそれを使っています。
そもそもHermes Agentとは
Hermes Agentは、ターミナルなどから使えるオープンソースのAIエージェントです。 Claude CodeやCodexのようにコードを書かせることもできますが、特定のモデル専用ではなく、OpenAIやAnthropicなどから使うモデルを選べます。
ファイル編集やWeb検索といったツールに加えて、作業手順をまとめたSkills、過去の情報を残すMemory、外部サービスとつなぐMCPなどが最初から用意されています。 コーディング専用というより、色々なツールを組み合わせて作業させるためのエージェントという感じです。
Hermes Agent — a standalone terminal app and a native application for macOS, Windows, and Linux. Install it and start a conversation with the agent that grows with you.
https://hermes-agent.nousresearch.com/最初はコーディングエージェントとして使っていた
自分はCLI版を使っています。 最初はClaude CodeやCodexと同じように、コードを書かせたり、リポジトリを調べて修正させたりしていました。
The agent that grows with you
普通にコーディングエージェントとして使えるのですが、触っているうちにHermesってめちゃくちゃSkillsを使うな?と気が付きました。 自分の感覚としては、1つのコーディングエージェントというより、Skillsやツールを色々載せたラッパーに近いです。
公式ドキュメントを見ると、Skills以外にもMemory、MCP、サブエージェント、定期実行など、なんかめちゃくちゃ色々あります。 自分はまだ全然使えていませんが、少なくともコードを書くだけのツールではなさそうです。
Skillsを書かせてみた
Skillsは、特定の作業をどういう手順で進めるかを書いておくものです。 毎回プロンプトで細かい進め方を説明しなくても、必要なSkillを読み込ませて同じ流れを使い回せます。
自分がまず作らせたのは、ループエンジニアリングを行うためのSkillsです。
最初に対話で要件をうまくヒアリングしてもらい、決まった内容をドキュメントにします。 そのドキュメントを基に要件を満たすコードを作成し、次にリファクタリングを行います。 リファクタリング後にもう一度要件を満たしているか確認し、問題があればまた修正する、という流れです。
最初に要件を文章として確定させて、自分とAIの認識がずれたまま実装が進むのを減らそうというものです。 実装とリファクタリングも一気にやらせず、フェーズを分けています。
ほかには、ブログ記事を書かせるSkillも作りました。 どんな記事を書きたいかだけで本文を生やすのではなく、動機やそのときの感情、具体的に起きたことなどを先にヒアリングしてから書くようにしています。
ちなみに、この記事もそのSkillを使って書いています。 めちゃくちゃ質問されて若干めんどかったですが、何も聞かずにAIっぽい記事を出されるよりはいいと思います。
Hermesを使って感じたこと
今のところ、Hermesめちゃくちゃ便利!もうほかのエージェントには戻れない!とまでは感じていません。 ただSkillsで手順を決められるので、割となんでもできそうな感じはあります。
MCPで社内ドキュメントを検索させるような作業では、同じようなことを聞いてもCodexよりHermesの方がいい回答を返すことが多いです。 色々なSkillsを読んでから動く分、調べ物が多い作業では強いのかもしれません。 とはいえ、まだ「Hermesにしたら明らかに成果物の質が上がった!」と言えるほどは使い込めていません。
逆に不便なのは、とにかく遅いことです。めちゃくちゃ待ちます。 ちゃんと計測したわけではなく完全に体感ですが、CodexとHermesに同じようなことを聞くと、明らかにHermesの方が時間がかかります。 Skillsを読んだりファイルを調べたり、最後に検証までしたりと色々やっているからだとは思いますが、もうちょっと早くなってほしいです。
Hermesは使った経験をSkillsやMemoryとして残せる「成長するエージェント」を特徴にしています。 ただ、自分は使い始めたばかりだからか、今のところ成長している感覚はないです。 Skillsも自分から作れと言って作らせたものなので、勝手に賢くなっている感じはまだありません。
Claude CodeやCodexと何が違うのか
Claude CodeやCodexは、基本的にコードを書くためのエージェントとして使っていました。 Hermesも同じように使えますが、Skillsで作業の進め方ごと用意できるのが一番違うところだと思います。
ブログ記事のヒアリングから執筆までやらせたり、要件定義から実装とリファクタリングのループを作らせたりと、コーディング以外の流れも同じ仕組みで扱えます。 ただ色々やりすぎるせいか、単純な依頼でも遅いです。
まだ試せていない機能も多いので、今のところは「なんでもできそうだけど遅いエージェント」という印象です。 もう少し使ってみて、本当に成長してるやん!となったらまた記事にします。
おまけ
記事とは全然関係ないのですが、分割キーボードのCornix LPを買いました。 届くのが楽しみです。
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